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こだわり派の口コミで人気の美容室URBANCRAFT(アーバンクラフト)です。

ショートレイヤーのコツ

今回のスタイルはこちら。

簡単そうで難しいショートレイヤー。縦軸のカットと横軸のカットがあるのですが、、、、横軸がないスタイルが多く感じます。縦だと厚みといいますか、、、シルエットの奥行きが出ないんですね。なんとなく出来てるんだけど、、、のっぺりしたショートレイヤースタイルをよく見かけます。。

縦軸で切ってるから横軸がないんですね。だからメリハリもないのっぺりスタイルになるんですね。

スライスってありますよね?スライスのとり方が大事なんです。もうねそこから間違えてると、どうやっても上手くならないんですね。下記の赤丸部。ここを起点にしてスライスとるんですね。

赤の位置は変わらないポイント。ここに向かってスライスが交わるんです。アウトラインはその延長上に出来上がります。

このように床に沿った横ラインでなく、目的にそった横のラインが存在し、、、で段を作るんです。一つのスタイルに横のラインである横スライスが2つ存在するわけです。で、赤丸の部分が交わる箇所。でアウトラインが出来上がるわけです。

でその目的のヘアスタイルに沿った横ラインのスライスに対する「縦スライス」ってのがありまして、、、床に対してとかどうでも良いわけなんですね。頭は丸いわけです。四角いスタイルを切るわけではないんですね。

床にたいしてスライスを取っているスタイルを見かけますが、、、縦の角が残ってるんですね。耳後ろの厚み。

ここに角が残っているのをよく見かけます。後ろから切って、横から切る。ここの角に意識のないスタイル。四角いスタイルなんです。縦でも丸く切りますが、横スライスでみた時も綺麗に丸みがあり、この線の部分に角を残さない意識が重要。

結局「床に対してのスライス」ではないんです。スタイルに合わせた縦と横。

最も大事なのは球体に対しての角度の把握。「平衡感覚」です。どんな位置でも角度を把握出来る「空間把握能力」ってやつです。。。この感覚を身につけるのが大事なんですが、、、そもそもスライスをとるという「スタートの時点」で間違えちゃっている。コレではいくら練習しようが、感覚は身につかないのですね。ましてや「真っ直ぐブラントカット」してないようであれば身につかないですね。「チェックのしようがない」。ようは「自分でも分からない」ということです。

なので、、、ラインもないもない「凸凹なスタイル」が多く、そして「つじつま合わせのセニング」なわけです。

「何がしたいか分からないヘアスタイル」って要は「基礎を学んでいない」からだと思います。「なんとなく切ってなんとなく重いところを削ぐ」。

削って削っていくから、立体感がなく奥行きのあるスタイルにならない。

私は縮毛矯正でも「丸みや柔らかさ」を大事にします。なぜなら、立体感がなくのっぺりするから。カットが活きないので、カットが活きる縮毛矯正を追い求めて頑張ってるわけなんですね。

で、、、そのように「空間に球体である頭」があるわけなんです。無重力なイメージで球体を作り、、、丸みの調整をし頭の形を補正する。下の動画のようにグルーっと回っても角がでないんですね。下から上に行っても同じです。

その他もろもろあるのですが、、、、、

例えば最大限の奥行きの作り方、同じように最大限のボリュームの減らし方。が出来ると更にメリハリを作ることが可能です。。。

で、、、仕上げの仕上げで「更にスライドカットなどでボリュームの調整」をして、更なるメリハリを作るんですね。

お客様は案外「良し悪しをわかっている」。ショートスタイルをしている方なら尚更です。待ちゆく方のショートスタイル、ボブスタイルを見かけますが、なんかのっぺりしてたり。逆にレイヤーグラ入れない。ワンレンボブの梳いたスタイルをよく見かけます。

「カットでこんなものでしょ」というスタイリストの感覚が伝わっちゃいます。失礼ではありますが。逆に言うとカットこだわれば、、、それだけでわりと充分なんですけどね。。他のノウハウなくてもわりと問題なく仕事が出来ます。ただ、、、こだわり方です。。。。無駄なカット、スタートが間違ったこだわり等。。。「こだわり方の方向が違う」では全く結果は出ないかと思われます。私の経験上ですね。「外しの美学」みたいのので「崩し」とか「ハズシ」みたいなの売りにしている人も過去にいましたが、、、、、外で誰が切ったかわかんない状態なら、ただ下手ですね。こだわりとかハズシの美学もあるかもしれませんが、ただ下手ですね。とかなんとか、、、。

生意気な記事かかせていただきましたが、、、ケミカル知識はプラスアルファ要素です。最も大事なのはカット。カットで大事なのはスライス。スライスをとって「空間能力」をみにつけた「毛先がきれいに揃うシェープ」です。たるんだシェープを業界誌見かけますが、、「こりゃ一生カットうまくならないな」と思います。

よければ参考にどうぞ