こんにちは

東京都東村山市久米川駅徒歩5分、八坂駅徒歩1分の地下でひっそり営業中の美容院。

こだわり派の口コミで人気の美容室URBANCRAFT（アーバンクラフト）保です。

本日は今使用しているパーマ液で仕上がりを簡単に強化する研究です。

①1液前に塗布。

②1液塗布。

、、、、、、、、、終わりです。非常に簡単です。簡単ですが仕上がりが超絶アップします。

こちらはお茶からとれるタンニンをアルカリで希釈した溶剤です。

タンニンはタンパク質を硬化させる作用があります。なのでハリ・コシがでるんです。髪がキュッと締まるイメージです。

ヘマチンも同じような感じですが、コストかかりすぎます。ヘマチンジャブジャブ使えませんよね？なのでタンニンジャブジャブ使うんです。

ヘマチン少量だと効果が薄いので、タンニンを濃く使用したほうが良いですね。

パーマ、ストレート、カラーの前処理に良いですよ。茶色いのでカラー前だと若干ブラウンがつきますので計算して使用すると良いかと思います。

パーマ、やると髪が軟化し仕上がりのハリコシが無くなりますよね？そしてパサッとするんですが、タンニンでタンパク質の強化をしておくと、パーマはクリっグリっとリッジ出ます。そして軟化感が減り、疎水感も高まるので、仕上がりがツルッと艶っとしてハリ・コシアップでリッジ出ます。

ストレートもそうですね。ストレート後に髪を濡らすとフニャっとしますよね？乾かすと乾燥しますね？

それが無くなります。

カラーも同じような結果が出ます。

非常に簡単ですよ。。。。。。。お試しあれ。

当店はもうちょっと凝ってます。

・パーマ処理

タンパク質の効果でハリ・コシなので、、、、、前処理で低分子のインナー処理をします。

①ナノリペア濃いめ+低分子コラーゲン濃いめ+精製水+フェノキシで保湿、脂質補給。

②低分子の熱処理で吸着するヒドロキシプロピル 加水分解シルク、ヒドロキシプロピル加水分解コムギタンパク、ヒドロキシプロピル加水分解ケラチン、、、、、、毛髪内のタンパク質に吸着するココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン、ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解シルク+アルコール+界面活性剤+精製水でタンパク質を内部に入れドライして成分を吸着させます。（毛先にy－ケラトースで外部補強）

③タンニン処理でタンパク質を硬化。

④弱めの一液（痛みが酷い毛先は酸性GMT+ラクトンVEクリーム）

⑤スチーム加温

⑥中間水洗

⑦バッファー剤とバッファー酸処理で失われる18－MEA（CMC）を足した混合液（クオタニウム－33かナノリペアEL）

⑧シェラック樹脂+60のヒマシ油で皮膜強化

⑨オイル処理

仕上げです。

ここまで凝る必要もないかもしれないですけど、、、、、、、簡単なのはタンニンのみでもかなり違いますのでオススメです。

・ストレート処理

①ナノリペア濃いめ+低分子コラーゲン濃いめ+精製水+フェノキシで保湿、脂質補給。

②低分子の熱処理で吸着するヒドロキシプロピル 加水分解シルク、ヒドロキシプロピル加水分解コムギタンパク、ヒドロキシプロピル加水分解ケラチン、、、、、、毛髪内のタンパク質に吸着するココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン、ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解シルク+アルコール+界面活性剤+精製水でタンパク質を内部に入れドライして成分を吸着させます。（毛先にy－ケラトースで外部補強）

③タンニン処理でタンパク質を硬化。

④ストレート一液（痛みが酷い場合は酸性GMT5％+ラクトンVEクリーム）後カチオンヒアルロン酸塗布

⑤スチーム加温

⑥中間水洗

⑦バッファー剤とバッファー酸処理で失われる18－MEA（CMC）を足した混合液（クオタニウム－33かナノリペアEL）

⑧シェラック樹脂+60のヒマシ油で皮膜強化

⑨ツインブラシで熱処理（毛髪が平たくならないのでおすすめ。強いクセはアイロン）

⑩毛先カールのデジタルやるのであれば、毛先ロット巻いて、コラーゲン、ナノリペアで保湿、脂質処理しながら少しウェット。しデジタルロッド40度設定で10分

⑪過水処理+カチオンヒアルロン酸⇛⇛バッファー（18－MEA配合）でお湯ためチェンジリンス。

仕上げです。

これもここまで凝る必要もないかもしれませんが、、、、、タンニンだけでもかなり良いですね。。マニア美容師の中でもここまでやる人間は全国でもかなり少ないので、頭一個飛び出すならとことんこだわってみるのも良いかもしれませんね。

本日記事中に出てきたナノリペアEL研究用に欲しい方はメッセージ下さい。昨日記事にして何社か問い合わせ来てますがまだあります。

こちらもオススメです。

クローダ社のホワイトラノリン。少量なら研究用に小分けできます。

こちらは非常に精度の高いラノリンです。クローダ社の「クロダランＳＷＬ」です。

ラノリンは皮膚科で処方してくれる皮膚荒れ用のクリームです。ラノリンて臭いんです。あと濁ってます。ラノリンを精製したスーパーラノリンです。手荒れが酷い方はコレつけて、手袋して寝ればかなり良いかと思います。

クロダランは非極性物質と極性物質を分離し、極性を無くした非アレルギーです。こちらは無色無臭なので、配合しやすいんですね。クローダ社はカラム吸着精製技術というのをもってまして、微量の極性不純物まで取り除く技術を持っています。

特性

・酸化安定性に優れる。

・油脂への溶解性に優れる。

・油中でのゲル化に優れる。

・優れた乳化安定剤として使用できエモリエント性に富む。

・高分子エステルのため密着性が高い。

・非晶性の薄い光沢のある膜の形成。柔軟性の付与。

・耐酸、耐アルカリに優れる。（薬剤一液前に塗布することで耐アルカリが出来ます）

このような特性があります。スーパー乳化剤として認識するといいかと思います。

溶解可能な油脂類

・流動パラフィン

・ヒマシ油

・オレイルアルコール

・イソプロピルアルコール

・ヘキシレングリコール

・酢酸ブチル

・アセトン

・キシレン

グリセリンでも若干溶解できます。

エマルジョンの増粘効果も高いです。

精製水に対して93％溶けます。

非常に伸びのよい成分でクリームの伸びを良くします。またすぐ溶けます。32度で溶解可能。

水分散力は低いのでスプレーよりもクリーム系が有効です。

傷んで広がった髪の毛に対しての収着力が一般的な皮脂類よりも高いです。毛先を抑えるための効果が高いです。

光沢性が高いのにベタつきが少ないです。油っぽい重さを出さないで艶を出すことが出来ます。皮膚安全性に関してもも通常ラノリンよりもかなり安全性が高いです。ラノリンアレルギーの方でもクロダランはアレルギー性が低いという試験結果も出てます。

。。。。。。

こんな感じです。とにかく安全性が高く、アレルギーリスクが低いんですね。【クロダラン】は優秀です。

また伸びもよく、18－MEAも含みCMCとしても有効です。乳化作用もあり混合剤としても使用できる保湿効果もありと、、、、いろいろつぶしが利くんですね。。。単純にコレだけでもハンドクリームになりますし。。。。

こちらをですね。。。。トリートメントの脂質兼乳化剤に使用すると良いわけです。1～5％任意配合で十分です。5だと重いですね。。。濃い目のクリーム作って1液減力剤としても有効ですね。。。

研究するには良い材料ですね。。。。お試しあれ。